結ばれた輪郭も、やがて解けてゆく。
おぼろげな肖像だけが、埃をかぶったまま幽かな光線に浮かぶ。
いつか砂浜に描いた夢は今日も波間とじゃれ合っている。

今日は来月解体予定の倉庫を見に行って来ました。
碧南にこんなのがあったことにまずビックリですが、とにかくすごいです。
明治初期に建てられたという倉庫です。
と言うことは、三河地震、伊勢湾台風をくぐり抜けてきたと言うことです。

上の写真、内部の壁です。
見ての通り上と下で色の違う部分があるのですが、伊勢湾台風で浸水して落ちた壁を塗り直した跡だと言うことです。
その上の部分は明治時代から残っている部分だと思います。
今風に言えば、自然素材100%の土壁です。
さらに天井を見上げると・・・、

おそらく松ですが、大人でも手が回らないかも知れないくらいの太さの棟木です。
解体するのにも重機でどうしようかというレベルなのに、当時どうやって建てたんだ?
碧南のオーパーツか、と思って社長に聞いてみたら、多分滑車で吊ったんだろうと言うことでした。
社長が大工を始めた頃は、レッカー無しで建前をしていたそうで、当時は普通の住宅でも近所の方々など総出で、30人くらいはお手伝いの方がいたそうです。
しかしこの倉庫だと、何人くらいで建てたのだろう・・・。
そんな倉庫の解体です。
どうなるのか、寂しさと、好奇心とのせめぎ合い。
そうだ、永遠は向こう岸にあるから憧れるのだ。
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